ピアノ教師の倫理・コンプライアンス?

「ピアノ指導者の倫理・コンプライアンスガイドライン」
というメールが、全日本ピアノ指導者協会から届きました。
去年までは来なかったと思うので、今年が初めて?

読んでみました。

子どもの頃に習ったパワハラ教師

「……精神的・言葉によるあらゆる暴力やハラスメント行為は固く禁じられています」とのこと。

私は小さい頃、実績はあるけれど「怖い」ピアノ教師に習っていた。
違う指が動いてしまうと、先生は怒る。
感情的に!怒る。
まだ小さかった私は、悔しさや悲しさから涙が出てくる。
でも、構わずに怒る!
……これって精神的・言葉によるパワハラ?

私は、その先生のことを、鬼・ヒステリー・糞ババアなど様々な汚い言葉を当てはめてみましたが、
「辞める」という選択肢は思いつきませんでした。

私も、生徒を泣かせたことがある

自分が教える立場になったとき、ある子を厳しく叱った。
力のある子で、もっと弾けるはずと思うからこそ!なのだけれど、
ずいぶんきつい口調になっていたかもしれない。

ふと見ると、その子の目から涙がこぼれていた。
私は、パワハラ教師……?

次の週、その子がレッスンに来るか心配だったけれど、
元気に現れたとき、抱きしめたくなった。
その子も、今度はとてもよく練習してあった。
自分を憎いからではなく愛情から叱ったのだと、分かってくれたのでしょうか。
前よりも、信頼関係が強くなった気がしました。

一対一のレッスンは、ドアを開けたまま?

ピアノ指導は一対一で、個室や家庭といったプライベートな空間で行なわれることが多いため、レッスン環境(例:ドアを開けておく……)に配慮 云々」と書かれています。

せっかく防音の壁にしたのに……ドアを開けておいては意味がない。
と思いますが、セクシャルハラスメントという観点からは、納得です。

倫理コンプライアンスなどという言葉を、
会社や芸能界では、最近よく聞きます。

でも、まさかピアノ教室もとは……
ああ、こういう世の中になってきたのですね。

ピアノ ピアノ教室


コメント