手首を回す ・ 経済を回す

手首を回す 
前回ご紹介した本で、いちばん苦労したのは、
手の動きを、図で伝える」ことでした。
素人の私が描いた図を見て、プロのイラストレーターさんが描くのですが、
ぜんぜん違う動きに解釈されていたり(私の下絵がヘタなせい)、
ピアノを知らない人に絵を見せて動かしてもらったら、
意図した動きとはまるで違う動きをされ、愕然としたり……。
特に図で難しかったのが、「手首の回転」。
動画に撮ってイラストレーターさんに送信し、やっと伝わりました。ホッ
同じ動きを、他の教材では、どう描いているのでしょう?
と、出ていそうな何冊かを注文し、見てみると。
tekubi.jpg
右が、私の新刊『脳がいきいき! ピアノで指たいそう』、
左は、他の著者の本(『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法』)
なるほどぉ…… 
色々な描き方がありますね。勉強になります。
(本来の勉強とはちがう勉強で、著者には申し訳ありませんが、
この後、内容もちゃんと読みますね。)
余談ですが、著者の赤松林太郎さんは、
私が3歳から習ったピアノ教師に、高校のとき習ったことがあるそうで、親近感を覚えます。
(と言っても、時期はズレているし、
演奏力は雲泥の差、月とスッポン。
赤松林太郎さんは世界に羽ばたき、私は泥沼へと……)

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経済を回す
この手の動きを、他の教材ではどう描いているか?
を、知りたくて、何冊かの本を購入しました。
所蔵図書館を探し、出かけていって読むのに比べ、
ワンクリックで翌日届くAmazonは便利で、ついネット購入してしまいます。
ついでに、この本、あの本も……と、いつも5冊くらい注文。
ああ、愚かな消費者!
と思いますが、こういう物には、お金をかけてもいいような気がします。
洋服・バッグ・貴金属などに比べれば、「」が大違いだし、
どんなに頑張っても、1人の人が「読める量」というのは高が知れています。
なにより、本や楽譜から得るものは、自分の心の筋肉頭の筋肉に……。
出費せず、何も吸収せず、生徒さんに多くを与えられないレッスン。
よりも、
多少の出費をして、新たな知識を吸収して、生徒さんに還元し、良いレッスンをすれば多くの生徒さんが習いに来て……という回転。
こういうのを、「経済を回す」と言うのでしょうか?
手首を回す」から、こんな話になってしまいました。