生徒A:「先生、“さくら貝の歌”って、知ってる?
知らないでしょう~ (^-^) ふっふっふ
い~い歌なんだぁ☆」
生徒B:「ええ、あの歌、いいですよね~♪」
一同、うなづく :「うん、うん♪ 」
シニア生徒さんでの弾き合い会後、ティータイムでの会話です。
お恥ずかしいことに、この歌を、私は知りませんでした。
「どんな曲かしら?」と、急いで調べたものです。
今は、レパートリー集にも入れさせて頂いています。
最初に、トリルが出てきます。
サラサラと遠くで流れる波のごとく弾いて欲しいのですが、
シニア世代は、「指が、あまり速く動かない」という特徴があります。
4,5回のレッスンをして、どのくらい動くようになるのでしょうか?
というわけで、
15秒間の打鍵回数を計測しました。
2指と3指で交互に、なるべく速くトリルをして頂くのです。
この測定器は、15秒で自動的に計測終了し、各鍵盤の打鍵数が出ます。
さらに、各打鍵数の合計も出してくれます。
“さくら貝の歌”を習う前に、まず測定しました。
そして、5回目のレッスン前に、また同じ測定をしました。
その結果は、以下の通り。
<1回目>→<レッスン4回で>
生徒A: 61回→ 84回 (23回増えた)
生徒B: 72回→106回 (34回増えた)
生徒C: 84回→124回 (40回増えた)
生徒D: 94回→102回 (8回増えた)
生徒E: 99回→129回 (30回増えた)
生徒F:112回→128回(16回増えた)
全員、速くなっていて、素晴らしい☆
努力さえすれば、何歳になっても、指はもっと動くようになるのですね(そして演奏も素敵に)。
やはり、上達が数値で分かると、励みになります。
「お世辞」でもなければ、「動くようになった気がする」という錯覚でもありません。
数値は、忖度もしなければ、嘘もつきません。
今咲いているのは、“さくら”ではなく、“梅”