演奏順は「乱数サイコロ」  ・インフォームドコンセント

「小さい子から順に演奏」が、発表会の定番ですが、
シニアだけのコンサートは「大きい人から順に演奏」。
暦年齢順」だけでなく、「五十音順」「いろは順」「ABC順」等など。
前回のコンサートは、数学の先生だった生徒さんが下さった「乱数表」で決めました。
本日の「60歳からのピアノ-第83回ピアノコンサート」の演奏順は、20面体の「乱数サイコロ」を振って決めました。
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課題も見えてきました。
<課題1> ゆっくり(Adagio)の曲なのに、ほとんどの生徒さんが速いテンポに。
うーん、どうすればゆっくり弾けるのでしょう?
確かに、
緊張する→心拍数が上がる→テンポ感が速くなるものです。
子どもでも、発表会では緊張して速く弾いてしまう傾向があります。
いつものテンポで、ゆっくりと、感情を込めて……今後の課題です。
<課題2> 「この編曲」の「この曲」で「こんな弾き方」を教えたい。
……という想いがありますが、でもそれは、先生の気持ち。
生徒さんの方は、「どんな弾き方か?」よりも「どの曲か?」の方に大きなウエイトが。
次回レッスンでゆっくりご相談しましょう。
様々な選択肢を示し、それぞれの長所短所をきちんとご説明して、
最後は生徒さんに選んで頂こうと思います。
(医師が選択肢を示し、患者が治療法を選択するインフォームドコンセントのように)
学習内容が先生(文科省)に決められている子どもの学びは……「教師決定型学習」。
学習内容も学び方も自分で決める大人の学びは……「生徒決定型学習」。
私は、そのどちらでもなく……「相互決定型学習」です。