「先生育て」が上手な「生徒さん」

先生って、栗山監督みた~い!
と、生徒さんに言われ、
エッ? なぜ? どういう意味??
レッスンで、私がこう言いました。
「何度も練習すると、『まったく間違えずに弾ける』という時期がきます(第1期)。
でもレッスンで、「もっとこう」と言われ、
それを考えながら弾くと、「ミスだらけでボロボロ」という第2期が来ます。
(人間、何か1つ考えると、弾けていたものが弾けなくなるもの)
その時期を通り越した後、本当に「確かな演奏、良い演奏」が出来る第3期がきます。
皆さんは今、第2期
演奏がボロボロなのは、私が言ったことをちゃんと考えてくださっている証拠。
本当に良い演奏になる前兆なのです。」
そう伝えた後で、
先ほどのセリフ「栗山監督みたい」を、言われたのです。理由はこうだそうです。
栗山監督は……
絶対に、選手を悪く言わない。
きっとやってくれると、選手を信じている。
信じてもらえると、選手は頑張ろう!という気持ちに。
元吉先生は……
絶対に、生徒を悪く言わない。
きっと上達すると、生徒を信じている。
信じてもらえると、生徒は頑張ろう!という気持ちに。
WBCで優勝に導いた監督と一緒なんて、
あまりに持ち上げ過ぎだけれど、
お世辞だとわかってはいても、嬉しい。
単純な私は、「そんな風に言ってくださる生徒さんを裏切らないように」と、
もっと一生けんめい教えようとします。
そのとき、ふと気づきました。
私、生徒さんに育てられている……
私の教室には、「先生育て」が上手な生徒さんが沢山。
改めて、感謝の気持ちがわきました。
野球piano2a.jpeg
育ててくれて、ありがとう♪