先週のレッスンで、生徒さんが転びそうになった(いえ、転んだ)ので、
私は、バレーボールの「レシーブ」のごとく、
急いで手を伸ばし、彼女を受け止めようと……
もう5cm腕が長ければ、もっと上手にレシーブできたのですが、
かろうじて指で受け止めた程度。
そのワンクッションが役に立ったかは分かりませんが、
オットットット、アハハ……という感じで、
お怪我などしないでよかったです♪
私はちょっと小指を痛く感じましたが、
レッスンを始めたらすっかり忘れていました。
夕食の時、5指と4指のつけ根が痛く、
少し腫れている……なぜ?
やっと、昼間の出来事を思い出しました。
軽い捻挫? 腱とか筋とかを痛めたのでしょうか。
歌手にとっての「声帯」、
ピアノ弾きにとっての「指」、
……は痛めたら、致命的。
音高に行った元生徒が、「体育に、球技が無い」と言っていましたが、
大切な「指」を守るのは当然。
でも、あの瞬間、「まったく手を出さず、自分の指を守った先生」と、
「助けようと手を出して、指を痛めた先生」と、
どちらでありたいか?
と聞かれれば、私は後者。
中国で、5階から落下する子どもを、通行人が下で受け止めた。
子どもは無傷、受け止めた人は右腕を骨折したとのニュース。
受け止めて怪我した人を、「愚か」だなどと誰が思うでしょう。
自分の手を、名誉の負傷…と、嬉しそうにながめている愚かな教師でした。
(あっ、翌日には全く痛くなくなったので、ご心配なさいませんように)