「アガリ症」タイプ or「演奏バリッ」タイプ

シニアのコンサートで、思うことがあります。

極端ですが、2つのタイプをあげてみます。

コンサート前、やみくもに回数を練習して、手に覚えさせ、
けっこう難しい曲をバリッと、暗譜で弾ける☆。
ただ、音をすぐに読めないし、楽譜を読みながら弾くのが苦手。
……というタイプ。仮に「タイプA」と呼ぶことにします。

一方、音やリズムはきちんと分かっていて、読譜力もある。
ただ、アガリ症なのか、いつも本番で暗譜が飛んでしまい、力を発揮できない。
……というタイプ。仮に「タイプB」と呼ぶことにしましょう。

演奏後、 
タイプAは、観客から「よかった!」「上手!」などと賞賛され、ちょっと嬉しい♪
タイプBは、恥をかいたような悲惨な気持ちに。


さて、に行って、どうでしょうか?

読譜力のないタイプA……今は、それほど長い曲ではないので、覚えてしまえば弾ける。それに、楽譜をきちんと読めなくても、知っている曲なので勘で弾けてしまう。
でも将来、加齢で記憶力が低下した時、もっと曲が長くなって覚えきれなくなった時、苦労するかもしれません。

読譜力のあるタイプB……曲が長くなっても、楽譜を読みながら弾く力がついていて、読譜が負担ではないので、ずっとピアノを楽しんでいけることでしょう。

どうしても目先のコンサートに目が行きがちですが、
人生100年、生涯、ずっとピアノを楽しんでいける方が、いいですよね。

読譜力もあって、演奏もアガルことなく素敵に弾けるのが理想ですが……。

というわけで、人前で弾く機会をなるべくつくり場数を踏むだけでなく、
音を読む練習・リズムの練習・読譜の練習など、基礎もしっかり身につけて欲しいと願い、
今までの復習のような宿題を出しました。

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