・小学生の柔道の全国大会が、廃止になったとか。
・陸上オリンピアンの為末大さんも、こんな新聞での提言
・内容をピアノに置き換えて読むと、とても考えさせられたので、
そんな発言の数々を抜粋してみます(一昨日の新聞より)。
・「若年層レベルの全国大会が多く……結果的に伸び悩むケースもたくさん見てきました」
速い段階で勝つことが、必ずしも正しいとは限らないのです」
・「どうしても日本一には権威があり、指導者は憧れる。親も猛プッシュします」
・「(現状を変えるには、)システムを変えていくしかない……
若年層の全国大会がなければ…日本一という権威を求めることはない…」
・「(良い面もあるけれど)トータルでみると、
若年層での全国大会は多くの子どもを幸せにしないシステムだな、と感じていました」
・「(勝った故にスポーツが大好きになる一部の子以外は)スポーツが大嫌いになる傾向があります。
若年層からの全国大会の勝ち抜きシステムが、勝てない子にとって楽しくない仕組みだからです」
・「(私(=為末選手)は、)どうやったら速く走れるか、という好奇心がモチベーションの半分でした」
「どうやったらうまくいくかなという楽しみが(あれば)、生涯続けていくのではないでしょうか」(抜粋ここまで)
……60歳からのピアノの生徒さんを見ていると、本当に楽しそうです。
「どうやったら綺麗に弾けるかな?」
「どうやったら覚えられるかな?」
いろいろ考えて、工夫していらっしゃいます。
そんな楽しみがあれば、生涯つづけていけるのではないでしょうか。
・先日書いた世界金賞の小林研一郎さんは……中学生のとき初めて先生について習った。
・ショパコン世界2位の反田恭平さんは……遊びだったピアノに本気で取り組んだのは中学生から。
なども頭をよぎって、共感をおぼえたのかもしれません。