子どもの頃、
たくさん咲いていた庭の薔薇にも、
ましてや道に咲いている花に、
「美しい」なんて感じたことはありませんでした。
それが最近は、わざわざ花を見に行ったりする私。
桜の季節になれば、その下を歩いてみたり、
チューリップを見に(安曇野は行けないので)近所の公園に。
先日、東京文化会館の利用料を納めに上野へ。
用事が済んだ後、あのパンジーのその後をチェックしに、物好きにも池まで。
ああ、こんな状態になったのかと確認し、気がすんで帰る。
プロは、こんなのも作れるんだぁ……
「美しい」と思わなかった物を、「美しい」と思うのは、なぜ?
年齢を重ねると変わるのか?
咲いたら必ず散る花に、人生を重ねるのか?
……よく分からないけれど、価値観は変わる。
若いころは、魅力を感じなかった曲に感動したり、
素敵とも思わなかったフレーズに、ビビッと来る。
……音楽も同じなのでしょう。
久しぶりに会った友人から、
「ぜんぜん変わらないねぇ♪」と言われるのは、
誉め言葉と喜ぶべきか?
あるいは、価値観も中身も変化(進化)していないとガッカリすべきか?
……うーん(悩)