ピアノ教育って、地道で大変! でも……

「あとで結果を報告します」と言いつつ、まだ書いていないことが、もう1つありました。
1ト2ト……の意味が分からない”>」とおっしゃった生徒さんのレッスンで、
リズムカードを使ってみた結果です。
・まずは、拍子について復習。そして、
(1) 四分音符のリズムカードを見せ、1ト2ト……と言いながら手拍
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・二分音符だけのカード、8分音符が続くカードを見せ、同様に手拍。
これら同じ音符の連続は……出来ました。
(2) 次に、色々な音符を組み合わせたリズムカードを見せ、同様に。
……出来ました。
(3) いよいよ付点4分音符のリズムカードを見せ、「1ト2ト…」を言いながら手拍。
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……出来ました。
(4) やっとピアノのフタを開けます。
高いミに右手3指を、低いミに左手3指を置いてもらいました。
左手は、ずっと拍を刻んでいます。
そして、右手でリズムカードのリズムを打ちます。
……出来ました!
私:「『1ト2ト……の意味が分からない』とおっしゃっていましたが、分かったでしょうか?」
生徒:「分かりました!
(5)テキストを開け、
「このカードのリズムは、愛の賛歌のここのリズムと同じです」
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と言うと、
生徒:「ああ! そういうことだったのですね!
やっと分かりました☆

よかった、よかった!
(1)~(5)の段階を踏んだ甲斐が!
……理解して頂けたようで、ホッとしました。
でも、本当に分かったのでしょうか?
その答えは、リズムが難しい別の曲に取り組んだときに明らかになるでしょう。
もし分かっていなかったら、また次の手を考えることにしましょう。
……ああ、教育とは地道大変な仕事かもしれません。
でも、だからこそ教え甲斐を感じるし、分かってもらえた時の喜びは格別です♪