(世の中が戦争で)食べたいものも食べられず、
(当時は、皆そう。縁談が来たら断れない時代だったので)好きとも思わない男性の家に嫁ぎ、
(「世間体」や「あるべき論」から)キツイ姑に尽くし、耐え、離婚もせず、
行きたくない集まりにも(義理で)行き、やりたくないことも我慢してやってきた。
……母の人生は、こんな感じでした。
(聞いた話からの勝手な推察)
でも、もうすぐ90歳になろうという現在は、こう生きているそうです。
やりたい治療はやり、
やりたくない治療はやらない。
食べたいものは食べたいだけ食べ、
食べたくないものは食べない。
行きたい所へは行き、
行きたくない所へは誘われても断る。
会いたい人には会い、
会いたくない人には、理由をさがして断る。
やりたいことはやり、
やりたくないことはやらない。
動物的……本人は「野獣と同じよ。本能のまま~~」と言っていました。
わがままな生き方? いえ、自分の心に正直な生き方と思います。
「皆がそうだから」「時代が」「世の中が」「世間体」「あるべき論」「義理」……など周りの目で考えるより、
自分の心に正直でいる方が、ずっと良い結果になるはず。
実は私、ずっと前からそうでした。
会いたくない人からは極力遠ざかり、
会いたい人とはなるべく会う。
好きでない男性はスルーして、
好きな男性とは結婚する。
やりたくない勉強はやらず、
やりたい勉強は極める。
60歳未満の入会希望者は丁重にお断りして、
教えたい60歳以上の方には誠心誠意教える。
大きな組織に所属せず、個人で教える自宅ピアノ教師で、本当によかったです♪
こういうのを美味しい美味しいと食べる母。
その姿を見て幸せに思う娘。