「優しさ」が「あだ」

私の母は、93歳。
おかげさまで元気ですが、コロナ禍に会っていいものか……。
万が一、私がCOVID-19を運んでいき、
そのウイルスで母が感染し、
90代なので重症化して、
命を落とした。
……なんてことになったら大変!
と、会うのは我慢?
・いつお迎えが来てもおかしくない年齢だからこそ、なるべく会っておきたい……という気持ち。
・自分のせいでコロナ感染させては申し訳ない。自粛しなければ……という気持ち。
その二つの気持ちのはざまで、揺れうごく娘。
うーん……
先日の新聞に、こんな記事。
高齢者がコロナ感染症にかかり、ひとり自宅で死亡したけれど、何日も発見されなかった。
なんとも悲しい話ですね。
離れて住む子どもの後悔の声も書かれていました。
以前は頻繁に訪れていたけれど、
コロナ禍となってから、
「もし自分が、母に移してしまっては大変!」
と気遣って、訪問を控えていたそうです。
新聞の見出しは、こうでした。
優しさあだに」
何が優しくて、何が冷たいのか?
何が不適切で、どうするのが適切なのか? 
シニアに教えているピアノ教師でも、よく分かりません。
うーん……
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