台風が低気圧に変わったのは、先生方の熱気に負けたからでは?
と思えるくらい、先生方がとても熱心に受講。
この日の講義では、
「学習ニーズ」「老年心理学」「健康効果」などの観点から、色々な理論を概観しました。
すでにシニア生徒に教えている先生は、その生徒さんをイメージして聴かれたことと思いますが、
まだシニアには教えていない先生も、「高齢の親への理解が深まりました。……これからは優しくしてあげられそう…」との感想を。
指導法実技では、今回は「グループ」「講座」での模擬レッスンがありました。
公民館など、「講座」を開く会場には、ピアノが1台しかない。
ということから、ピアノに座る生徒(役)以外は、
テキストの鍵盤図の上に指を置いて進めました。
「グループレッスン」と「講座」との違いは、
生徒さん方、1人に1台の
(アップライトピアノは無理でも)電子ピアノがあるか否かです。
セミナーのグループレッスンでは、全員分の電子ピアノを準備できなかったため、
ロールピアノで代用しました。
普段は、良い音のアコースティックピアノを弾かれている先生方ですが、
興味深々のようで、音を出して面白がっていらっしゃいました。
これ、講座で使うことも出来ますね。
「音の出る紙鍵盤」として。
第2巻までずっと使うのは無理ですが、
入門のあたり、ピアノ学習の「きっかけ作り」のあたりなら、
手軽かもしれません。
「先生役」をされた先生は、
「頭の中での流れと実際の流れでは、大きなギャップが…」
「”レッスンは生もの”と、つくづく感じた」などなど。
実はそれこそ、人間を対象にした「教育」の難しいところでもあり、指導法研究が必要な理由でもあり、やりがいのあるところ。
「先生役」も「生徒役」も、今後の指導で活きるであろう何かをつかんでくだされば……嬉しく思います。