「欠席理由」を、先生が聞いてもいい？

「中学の同窓会が、何十年ぶりにあるんで、レッスンを休みます」
……まぁ！ ぜひ楽しんできてくださいな。
体調が原因の欠席も。
「歯が痛みだして歯医者に行くので、明日のレッスンはお休みします」
「心臓の検査が、その曜日しかできないので、レッスンお休みします」
……健康あってのピアノ。体を優先してくださいね。
先日、理由を言わず、
「今度のレッスン、お休みします」
とだけ連絡してきた生徒さんがいました。
本人が言わないのに、聞いては悪い気もしました。
「深刻な理由」なので、言いたくないのかもしれません。
「理由は言わず、ウヤムヤにしておきたい」
という中居くん（元SMAP）の気持ちも理解できます。
ピアノの先生だからと、プライベートなことをやたらに聞いては失礼。
……とは言え、心配な気持ちが頭の隅にずっとあります。
以前、理由を言わず「２ヶ月間、欠席します」との生徒さんがいました。
「大手術でもするのかしら？」
と心配するも、本人が言おうとしないものを、聞けませんでした。
ところが２ヶ月後、ニコニコと復帰して海外に行っていたとのこと。
な～んだ、だったら言ってくれればいいのに。
と、ホッとしたものです。
今は、義務教育の小学校でも、
「明日、ディズニーランドに連れていくので、休ませます」
と平気で連絡してくる親もいるとか。　
でも、シニア世代は、
「『旅行』などのために、レッスンを休んではならぬ」
と、思われるのかもしれません。
中村紘子さんか千住真理子さんか忘れましたが、
遠くのコンクールに参加するため、小学校を欠席しければならないときは、「法事」と嘘をつき、
「親戚を何人も、死んだことにしました（笑）」
と、テレビで話していました。
姉がピアノコンクールの予選に出たとき、
親は、嘘の理由（風邪か法事か）を言って、小学校を欠席させました。
ところが、新聞（地方版）にデカデカと、
「○さん（名字）ら、予選通過し全国大会へ！」
みたいな見出しが出てしまい、バレたことが。
そのまま言えばいいものを……。
話がそれました。
欠席理由は、伝えてくださった方が、
心配しないですみ、有り難いです。
理由をそのまま正直に言って大丈夫です。
少なくとも私は、気を悪くしたり怒ったりしませんので、ご安心ください。