「2回入院したので、練習が……」
「コロナ感染を経験しました。あれ、ヤル気がまったく無くなるんです。だから練習が……」
「リフォームで業者が家の中にずっと! ピアノを弾けず、キーボードでの練習に……」
「家の裏が、用水路の工事でドッカン!ドッカン!
家の前は、道幅を広くする工事で、朝からガガガガガーッ!
騒音がひどいと、しみじみピアノを練習する気になれず……」
昨日の「60歳からのピアノコンサート(第88回)」で、演奏前にされたご挨拶です。
「言い訳」ではなく、本当に大変そう。。。
ふだんのレッスンも、転倒によるけがで欠席された方も複数いたし……
皆さん、色んな事情があるなかで、ピアノを頑張っているのですね。
そう考えると、その割には良く弾けていた気が……。
コンサート後、宿題は「新曲」以外に、今回は「プリント」もお渡ししました。
・3指・4指・5指あたりの指の動きがぎこちない
→5本指をまんべんなく動かすテクニック練習を。
・音をはずす
→手のフォームが崩れているのが原因なので、再確認を。
・ハ長調以外で、左手の指をキョロキョロ見るように
→3つの和音の基礎を復習。
・「譜読み」に時間がかかる
→少しだけソルフェージュのようなことも。
趣味で楽しむピアノですから、
そんな基礎練習より、
弾きたい曲だけ弾かせてあげた方がいい?
……との想いから、今までは、テクニックや基礎練習は控え目だったのですが……。
さてさて、凶と出るか吉とでるか?
・基礎力がついて、楽曲演奏がもっと素敵になる?
・ミスが減る?(グループ毎のプリントを夜中まで作った甲斐が!)
・なかなか効果が出ないでしょうか?
・生徒たちは、つまらないので練習しないでしょうか?
・曲ばかり弾いてしまうでしょうか?
シニアピアノ教育の研究は、まだまだ萌芽期。
少しでも良い指導ができるように、良い方法を考えていきたいです。