先日、疲れはてて何もする気がしなかったので、テレビをつけ、
たまたまやっていた再放送の刑事ドラマを見ました。
こんなドラマです。
小さい頃からいつも仲良しだった2人が登場。
大きくなって、そのうちの1人(役:賀来千香子)は、幸せな結婚をして子どもも。
もう1人は独身で、仕事もうまく行かないという設定。
独身女は、表面は仲良しのフリを装うも、
心の中では、幼なじみ(賀来千香子)を憎悪し、殺人にまで発展。
というストーリー。
最後に、刑事役の渡瀬恒彦が、こんなセリフを言います。
「友達関係を長くずっと続けるのって、難しいんだろうな。
特に女性は、結婚・出産・離婚などあって、なおさら……」
なるほどぉ……。思い当たることが。
私が結婚・出産・育児という生活をしていた頃、
高校で仲よかった親友は、ずっと独身で仕事を頑張っていました。
お互いの環境は違っても、二人の仲は変わらない。
と信じていた私は、会えたら嬉しいので、
同窓会の時に、お誘いの電話をしました。
すると、恐ろしい剣幕で怒られ、
あまりにも攻撃的だったのでビックリ!
それ以来、連絡をとれなくなりました。
それぞれの立場の「複雑な心理」があるのかもしれません。
刑事役(渡瀬恒彦)の、
「友達関係をずっと続けるのって、難しい」
という言葉に、納得。
主人公(賀来千香子)が、娘に
「みんな、一人で生きていくの。強くなるのよ」
みたいなセリフを言って、ドラマは終わります。
ええ、人と比べて、やっかみや嫉妬を感じるなんて愚かなこと。
自分は自分の人生を、自分らしく生きれば……。
などという、きれい事ばかりでなく、
もっとドロドロした人間の心理があり、
だからこそ、ドラマになるのかもしれません。
「負け犬の遠吠え」という本もあれば、
「負け組」「勝ち組」、
「他人の不幸は、蜜の味」という言葉もあります。
「不幸な人には優しいけれど、幸せな人には意地悪する」という人も。
ああ、人間世界はドロドロドロ~~
でも、音楽や芸術は、そんなドロドロの対極にある気がして、
いいなぁ……♪
と、改めて思うのでした。